日本は犯罪の少ない安全な国というイメージがありますが、年間の犯罪認知件数のうち人が被害者となった犯罪件数は70万件以上と、決して小さい数字ではありません。
また、この数字のなかで女性が被害者となった犯罪認知件数は約40万というデータもあります。
女性が被害者となる犯罪には痴漢やストーカーの他にも路上ひったくり、押し入り強盗、凶悪犯罪である殺人や性犯罪などがあります。
男性よりも力が弱い女性は、犯罪の標的にされてしまうケースが多く、女性は男性よりも防犯に対して強い意識を持つ必要があります。
そこで今回は、女性のための防犯対策として、押し込み強盗や痴漢などの犯罪から女性が身を守る方法についてご紹介したいと思います。
犯罪の被害に遭う場所は普段生活している自宅から、遊びに出かけたり会社や学校の行き帰りの路上など、犯罪のリスクがある場所はいくつもあります。
常に警戒心を持ち気を張り続けて生活するのは精神的な負担が大きく窮屈です。
そこで、手軽に実践できる防犯対策が必要になります。
など
女性が手軽にできる防犯対策としてこれらの物を挙げることができます。
特に最近は付きまといやストーカーによる被害がよくニュースなどで報じられているためご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、個人情報の取扱には十分注意してください。
ストーカーや犯罪を起こそうと計画している人は、ターゲットとなる女性の個人情報を様々な場所から入手します。
個人情報の入手先として最も多いのがSNSです。
TwitterやFacebookなどのSNSに自分の個人情報を気付かずに投稿してしまう人もいれば、Facebookは基本実名登録であるため、本名から居留地、実家から本人の顔写真まで不特定多数の人に見られています。
まずは、個人情報をみだらに人目の付く場所で公開しないこと。そして、ちょっとした危機意識を持つことで身の回りの危険を予防することができます。
女性が身を守る方法として、防犯グッズを持って自衛能力を身につけることも方法のひとつです。
防犯グッズには様々な物があり、ひ弱な女性でも防犯グッズがあれば、痴漢や性犯罪などから自分の身を守ることができます。
最も手軽に持ち歩くことができる防犯グッズとして防犯ブザーあります。
カバンに取り付けることができるキーホルダー型やストラップ型の防犯ブザーなどがあります。
防犯ブザーを使って周囲に異常を伝えることで助けを求めることができます。
また、防犯ブザー選びではなるべく大きな音が出る120db相当の防犯ブザーを選ぶといいでしょう。
催涙スプレーは危害を加えようとする相手の顔に噴射することで、強烈な痛みを与えることができ、その痛みで相手が怯んだスキに逃げることができます。
催涙スプレーは自宅に備えておいてもいいですし、持ち歩くこともできます。
ただし、持ち歩く際には液漏れなどの心配があるため、取り扱いには十分に注意してください。
護身として効果が期待できる防犯グッズがスタンガンです。
組み付いてきて危害を加えようとする相手にスタンガンで電気ショックを与え、怯んだ一瞬に拘束から抜け出すことができます。
ただし、このスタンガンも取り扱いに注意が必要で誤動作などが起こると周囲の人だけでなく、自分も怪我をしてしまうおそれがあります。
スタンガンの効果は千差万別であり、基本はしばらく鈍い痛みは続きますが、相手が厚手の服を着ていた場合や、スタンガン自体のV(ボルト数)が低かった場合には、その効果が発揮できるとは言えません。
暗い夜道などで暴漢に襲われたときに効果が期待できる防犯グッズにフラッシュライトがあります。
フラッシュライトは光量の強い懐中電灯です。使い方は相手に顔目掛けてフラッシュライトの光を当てるだけです。
強い光を受けると手をかざして光を遮ろうとしたり、顔を体ごと背けて光から逃れようとします。その瞬間に相手から距離を取ることが出来ます。
一人暮らしの女性の自宅に暴漢が侵入して暴力を振るったり、押し込み強盗が侵入して金品を脅し取られたりしないようにするため、自宅の防犯対策が必要になります。
この自宅の防犯対策ポイントを押さえておけば、簡単に自宅へ侵入されるということは防ぐことができるはずです。
また、自宅に侵入させないためには、侵入が難しい家を選ぶことも重要となります。
防犯設備の整ったマンションやアパートの部屋なら、危害を加えようとする犯人に侵入される心配も小さくなります。
これから一人暮らしを考えている女性はセキュリティが充実したマンションやアパートを探すようにしてください。